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タイ研修レポートVol.2

タイ研修レポートVol.2
13.03.19

先週からスタートしました、「タイ研修レポート」。

今回は、タイ(バンコク・パタヤ)の街並み等についてレポートしたいと思います。
私共のような仕事をしていると、どうしても建物や店舗の造り等に目がいってしまいますが、やはり異国の地というのは、どこの国も街並みに特徴があって楽しいですよね。
バンコクは、世界有数の「渋滞都市」というやや不名誉(?)な称号が与えられているそうですが、噂通り、曜日や時間を問わず、かなりの渋滞具合でした。
しかしながら、近年、高架鉄道や地下鉄、高速道路等の整備が進められており、以前と比べるとかなり改善しつつあるそうです。
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バンコクに滞在中、高架鉄道には何度となく乗りましたが、その駅や車窓から見える街並みも、とても面白いものがあります。
主要駅の周辺には、大型のショッピングセンターやホテル、オフィスビル等が多数あり、またそれぞれの建物は、なかなか日本では見かけないような特徴のある建物もたくさんあります。
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そして、そういった新しいビル等に隣接して、古い建物がまだまだ多数あるのも、アジアらしい特徴ではないでしょうか。
建物の屋上にも色々と造作がされており、面白い使い方をしているところもたくさん。
もしかしたら、日本のようにあまり法規制が多くないのかも?などと思ってしまいました。
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発展途上の都市には、こういった新旧建物の二面性があり、ある意味そのどちらが欠けても、私たちが勝手に感じる「アジアらしさ」は感じられないのかもしれません。
いずれは、更なる開発が進むにつれて、こういった古い建築物はどんどんその数を減らしていくのでしょう。
また、今回は商業施設だけではなく、大型オフィスビルの内部や、銀行等も訪れてみました。
こちらは、主にオフィスが集積しているビルで、中には少し店舗(美容室等)もあるビルのようです。
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こういったオフィスビルの中にも空き区画は多く、募集中・売却中の区画もいくつか見せていただきました。
入居中の区画は、普通にオフィスとして使われている区画や、デザイン関係の事務所のような区画、ロフトのようなものを作っている区画など、多種多様。
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そんななかでも、やはり少しだけ日本のオフィスの考え方とは違うなと感じたのは、下の写真のようなところ。
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普通の考え方をしてしまうと、出来るだけ賃貸区画(賃貸面積)を多くして、多くの賃料収入を得られるようにするのが、ビルを建てる際の大多数の考え方ではないでしょうか。
このような、ある意味「遊び」の空間を造るということは、それだけ建築費や賃料収入に直結する部分ですので、なかなか造れそうで造れない空間なのかもしれません。
こういう写真を見返してみて、ふと、昨年、大阪市にオープンした阪急うめだ本店のニュースを思い出しました。
「劇場型百貨店」をコンセプトに掲げ、売り場の約2割を非物販空間として、「モノを売る」から「ライフスタイルを提供する」に考え方をシフトした商業施設。
イベントの空間や、4層吹き抜けの空間等、「居心地のいい空間」を多くすることにより、施設全体での滞留時間を長くし、回遊してもらうことで購買につなげるという、その考え方は、話を聞いてイメージするだけであれば簡単かもしれませんが、それを具現化し、実際に運営していくのには並大抵の決断力ではできないでしょう。
しかし、そういった空間・建物こそが、集客につながり、売り上げとして表れ、結果として来店客にも出店側のテナントにも、魅力あふれる建物になるのだろうとおもいました。
写真に残っていなくて申し訳ないのですが、タイでもいくつかの大型ショッピングセンターを見に行きました。
やはりどこの商業施設も、余裕のある・遊びの空間が多く、その空間を利用したイベントなどを多く行っていることで、施設全体として集客力や回遊性を高める努力をしているように感じました。
さて、バンコクでは銀行にも少しだけ視察と称して行ってみました。
非常に大きなビルにそのオフィスがある、カシコン銀行。
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日本の銀行と比較すると、ちょっと開放的な感じかもしれません。
様々な国の人たちが行き交い、その賑わいは、銀行とは思えないほどの活気があります。
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ATMでは日本語の表記もあるそうで、日本人の滞在者・ビジネス訪問者がとても多いことが反映されています。
ところで、バンコクもパタヤも、夜になるとまた違った一面を見せてくれます。
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それぞれの街で、それぞれの楽しい時間を過ごしましたが、その模様は、また次回以降のレポートで!
バンコクの次に訪れたパタヤでは、バンコクと全く違った一面があり、一大リゾート地といったエリアでした。
大型のホテルやリゾートマンション等が、次々と建築されており、その豪華さや付帯施設などをパンフレット等で見てみましたが、お金があれば一部屋欲しくなってしまうほどです。
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これだけたくさんのホテル・マンション等が林立しているのにもかかわらず、まだまだ遊んでいる土地がたくさんあります。
聞くところでは、何百戸という住戸が集積した大型分譲地も人気があるそうです。
日本では、これから着実に人口が減少していき、住宅の需要も間違いなく減少していくであろう一方で、発展途上でエネルギーあふれる国のパワーを肌で感じました。
もっともっとパタヤのことについても触れてみたいところですが、今回はここまで。
また次回以降のレポートもお楽しみに!
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