もの創りを繋ぐ、リノベーション
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用宗ジェラート店リノベーションプロジェクト|LA PALETTE
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もの創りを繋ぐ、リノベーション
- 静岡県駿河区豊原町3-6
- 2022年3月始動
- 2022年10月完成予定
現在進行中のプロジェクト
もの創りを繋ぐ、リノベーションvol.1 vol.1
今回手掛ける古民家リノベーションは、創業130年、静岡鋳物を企画・製造販売する「栗田産業株式会社」。 現社長は4代目であり、現在の敷地で生まれ育ち、当時からの建・・・続きを読む
22.04.01今回手掛ける古民家リノベーションは、創業130年、静岡鋳物を企画・製造販売する「栗田産業株式会社」。
現社長は4代目であり、現在の敷地で生まれ育ち、当時からの建物に本社機能を備え、丁寧に事業を継承してきました。
そして今回の依頼は、新オフィスを作ること。御前崎にある工場とは異なり、会社やブランド・モノづくりを発信する拠点としての建物を作ることでした。
ところが現在の建物は、時代ごと・使用する目的ごとに増改築を繰り返しおこなってきた一番古いところでは築75年の木造平屋(一部2階を増築)です。
新築にするか既存建物を再利用するか?
この課題について打合せを重ねた結果、既存建物をリノベーションし付加価値を付けることを現社長が決断。
そしていよいよ解体が始まりました。
事業を、そして建物を丁寧に継承する会社。乞うご期待ください!
もの創りを繋ぐ、リノベーションvol.2 vol.2
工事に着手してから約2カ月が経過しました。 構造上の安全を確認しながら丁寧に解体をすすめてきました。 かなりの築年数が経っていることも・・・続きを読む
22.05.27工事に着手してから約2カ月が経過しました。
構造上の安全を確認しながら丁寧に解体をすすめてきました。
かなりの築年数が経っていることもあり、柱、基礎の腐食もかなり感じられます。
全て壊して新しいものにつくり変えてしまうのではなく、
都度現場に足を運び、
極力既設の躯体を生かすよう弱い部分には補強をするなどの判断を続けてきました。
4代目まで築き上げてきたこれまでの長い歴史の中で、
普遍的に変わらないモノの価値や良さを伝えると共に、
受け継がれてきたこの建物もまた過去の風合いを残しながら継承されていくことでしょう。
私たちもわずかばかりではありますが、そのような長い歴史の継承に携われることを幸せに感じます。
今後も随時更新していきますので、
新しく生まれ変わる姿をお楽しみください。
もの創りを繋ぐ、リノベーションvol.3 vol.3
前回の更新から約3ヵ月が経ちました。 この期間、栗田社長にも繰り返し現地に足を運んでいただき、工事の進捗を確認しながら細かな打合せを続けてきました。 工事は着々・・・続きを読む
22.09.06前回の更新から約3ヵ月が経ちました。
この期間、栗田社長にも繰り返し現地に足を運んでいただき、工事の進捗を確認しながら細かな打合せを続けてきました。
工事は着々と進み外壁部分には防水シートが巻かれ、残すは仕上工事のみとなりました。
屋根も新しく葺き替え、モダンな印象を与えると共に、これまでの風合いを感じられるよう瓦屋根の一部を残すようにしました。
また、室内もボードが貼られ形を整えながら新しく仕上げられる部分と、剝き出しの柱と梁とのマッチがこれから先の仕上工事をより一層際立たせるのではないかと思います。
これより先は一日一日の変化が大きく感じられます。
皆様もイメージを膨らませながらお待ちください。
今後も随時更新していきますので楽しみにしていてください。
もの創りを繋ぐ、リノベーションvol.4 vol.4
着々と工事が進み仕上工事へ取り掛かります。 塗装といってもいきなり塗り始めるのではなく、 『パテ』と呼ばれるペースト状の充填剤をボードの溝やへこみ部分に塗ってい・・・続きを読む
22.10.14着々と工事が進み仕上工事へ取り掛かります。
塗装といってもいきなり塗り始めるのではなく、
『パテ』と呼ばれるペースト状の充填剤をボードの溝やへこみ部分に塗っていきます。
このパテ処理を丁寧に進めることで壁面全体が平滑になり、塗装やクロスといった最終の仕上がより綺麗なものとなります。
ビス穴も1つ1つ丁寧に埋めていきます。
漏れがないよう全体のパテ処理を行った後、いよいよ最終仕上げに移ります。
ここでもまた、ただ塗り上げるだけでなく、
古民家改修の大きな特徴である新しく仕上られた壁と古くから建物を支えてきた柱や梁とのコントラストを演出するため、
意匠として表に現れる構造躯体部分には丁寧に養生を行い色のメリハリがつくよう作業を進めていきました。
古くから築かれてきた会社の歴史と共に、
建物もまたこれまでの風合いを残しながら新しい要素を加えながら生まれ変わる様子が感じられます。
古民家再生でしか創出し得ないデザイン提案はまさにCSA設計事務所ならではないでしょうか。
引き続き更新していきますので次回の投稿も楽しみにお待ちください。
もの創りを繋ぐ、リノベーションvol.5 vol.5
仕上工事も半ばとなり、完成まで残りわずかとなりました! 外壁もサイディングが貼られ、以前から大きく印象が変わりました。 建物全体のラインが強調され、室内への目線・・・続きを読む
23.03.09仕上工事も半ばとなり、完成まで残りわずかとなりました!
外壁もサイディングが貼られ、以前から大きく印象が変わりました。
建物全体のラインが強調され、室内への目線のアプローチは木材を使用することで馴染みやすい印象も演出しています。
内部もかなり仕上がってきました。
幅3m近いカウンターも木材の無骨さと合わせて迫力のある仕上がりとなってきています。
キッチンまわりの天井を下げることで空間としてのまとまりが生まれ、合わせて間接照明の温かみが居心地の良さを演出しています。
食を中心に賑わいが生まれるのを想像できます!
収納部分の背板部分には、もともと建具として利用されていたものをリメイクし、パッチワークのように組み合わせました。
当時の型板ガラスも外からの光を濁し、あたたかみのある空間の演出を担っています。
まさに古民家改修でしかつくり出せない一点ものです。
オフィススペースはこんな感じに仕上ってきています。
縁側から抜ける視線と風を感じながら仕事ができるオフィスはなかなかないと思います。
こちらは会社設立当初に作成した鋳物のパネルを壁面アートとしてはめ込みました。
差し込む光もまた美しく、鋳物の新たな可能性と、古くからの伝統技術に魅了されます。
長期にわたり続けてきた今回のプロジェクトですが、次回ついに完成となります!
乞うご期待!
もの創りを繋ぐ、リノベーションvol.6 vol.6
長期にわたり計画してきました今回の企画再生プロジェクトですが、 本日を持ちまして最終話となりました!!! 言葉でお伝えするよりもまずは完成写真をご覧ください!・・・続きを読む
23.03.09長期にわたり計画してきました今回の企画再生プロジェクトですが、
本日を持ちまして最終話となりました!!!
言葉でお伝えするよりもまずは完成写真をご覧ください!
鋳物製造というルーツをもとに、これまで受け継がれてきた伝統技術やものづくりに対する栗田社長の熱い想いと共に、
この度、創業から130年という年月を経て、新たに生まれ変わりました。
今回の事業を通じて、受け継がれるものや残されるものには、いつの時代も変わらない大きな理由があるように感じました。
ただ単に建物が新しく改修されただけでなく、
お施主様のこれからの未来に対する決意と共に、新たな発信の拠点となるようにという企業におけるブランディングにも携わることのできるプロジェクトとなりました。
今後この場所が、静岡のものづくりの中心地として賑わいをみせてくれることとなるでしょう。
皆様も是非一度ご見学に行かれてみてください!
私たちCSA建築設計事務所は、今後も建築を通して、多くの企業様の企画再生に携われるよう静岡のまちづくりに貢献していけるよう尽力して参ります!
また、今回の企画再生事業の様子は弊社が運営するCSA CHANNELからもご覧いただけます。
こちらも是非ご視聴ください!
https://csa-channel.jp/detail.html?ytid=Pq4OV_JK6co
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